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今週のレッスンにも喜びがありました。
Sちゃんは「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本2」の中の
「丘をこえてはるかな国へ」という曲を練習しています。
「ピーターラビットのおはなし」シリーズである
「こぶたのピグリンブランドのおはなし」の中の一場面を表現しています。
おひゃくしょうのパイパーソンさんに捕まった
こぶたのピグリンとピグウィグが
”おかのむこうの はるかなくに”へ向かって
2人で手を取り合って逃げ出して走っている場面を
左手で同じ和音をなめらかに弾き続けながら、
右手のメロディーをはっきりと歌わせて弾くことで表現された
楽しい曲です。
一見、やさしそうにみえる譜面ですが、
実は難しいテクニックと、よく聴き続けることが要求される曲なのです。
Sちゃんにとって、
右手に合わせて左手の同じ和音をレガートに弾き続けることは
なかなか難しいことでしたが、
音を上げることなく練習を重ねていき、
今週は走り続ける様子が伝わる演奏となり、晴れて合格!
振り返ると、週を追うごとに演奏中のSちゃんの顔には
曲に親しめる自信が芽生えていったように感じます。
「初めの頃の演奏に比べたら、本当に変わったね!
よく練習したね,Sちゃん。」
Sちゃんは、うれしそうに微笑んでいました。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
続いてMちゃん。
Mちゃんは今、湯山昭作曲の「ウエハース」を練習しています。
「お菓子の世界」という楽譜の中の一曲で、
柔らかいウエハースをイメージした、柔らかな音色が求められる子守歌です。
幼い弟のために弾いてあげたいと、
Mちゃんは以前からこの曲を弾きたがっていました。
今週もその曲から弾き始めると思っていましたが、
その前に、「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本3」を開いて、
先週合格した「ピーターとベンジャミンの歌」を指し、
「この曲から。」とMちゃんが言いました。
この曲は、4つの声部(音の流れ)を左右で弾き分ける曲で、
ピーターとベンジャミン、他に2匹の動物たちが
4匹で一緒に歌を歌っている場面を想像して
それぞれの声部をよく聴き続けながら弾くことが求められています。
4つの声部をそれぞれ違う楽器(例えばリコーダーなど)でアンサンブルすると
とても楽しめます。
「Mちゃん、先週合格したけど、また練習してきたんだね。えらいね。
左手が(一番はっきりとした)メロディーとなるところが、
先週よりもよく聴けるようになっているし、強弱もはっきりしたね。
弾いていて気持ち良かったでしょ?」
「うん。」
「そうでしょ、よくわかったよ。この曲が弾いていて好きになったんだね。
よかったね。」
「ウエハース」もこの後で、丁寧に優しい音を出そうと慎重に演奏していたMちゃん。
先へ進むことも大事ですが、
自分が納得いくまでその曲を練習する力も必ず上達につながります。
それは勉強や他のことをやり遂げることにもつながる力ではないでしょうか。
思えば私の教室へ通ってくれている生徒たちは、
そんな力を持っている生徒が多く、あらためて喜びを感じ、
これからのレッスンの原動力となりました。
Sちゃんは「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本2」の中の
「丘をこえてはるかな国へ」という曲を練習しています。
「ピーターラビットのおはなし」シリーズである
「こぶたのピグリンブランドのおはなし」の中の一場面を表現しています。
おひゃくしょうのパイパーソンさんに捕まった
こぶたのピグリンとピグウィグが
”おかのむこうの はるかなくに”へ向かって
2人で手を取り合って逃げ出して走っている場面を
左手で同じ和音をなめらかに弾き続けながら、
右手のメロディーをはっきりと歌わせて弾くことで表現された
楽しい曲です。
一見、やさしそうにみえる譜面ですが、
実は難しいテクニックと、よく聴き続けることが要求される曲なのです。
Sちゃんにとって、
右手に合わせて左手の同じ和音をレガートに弾き続けることは
なかなか難しいことでしたが、
音を上げることなく練習を重ねていき、
今週は走り続ける様子が伝わる演奏となり、晴れて合格!
振り返ると、週を追うごとに演奏中のSちゃんの顔には
曲に親しめる自信が芽生えていったように感じます。
「初めの頃の演奏に比べたら、本当に変わったね!
よく練習したね,Sちゃん。」
Sちゃんは、うれしそうに微笑んでいました。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
続いてMちゃん。
Mちゃんは今、湯山昭作曲の「ウエハース」を練習しています。
「お菓子の世界」という楽譜の中の一曲で、
柔らかいウエハースをイメージした、柔らかな音色が求められる子守歌です。
幼い弟のために弾いてあげたいと、
Mちゃんは以前からこの曲を弾きたがっていました。
今週もその曲から弾き始めると思っていましたが、
その前に、「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本3」を開いて、
先週合格した「ピーターとベンジャミンの歌」を指し、
「この曲から。」とMちゃんが言いました。
この曲は、4つの声部(音の流れ)を左右で弾き分ける曲で、
ピーターとベンジャミン、他に2匹の動物たちが
4匹で一緒に歌を歌っている場面を想像して
それぞれの声部をよく聴き続けながら弾くことが求められています。
4つの声部をそれぞれ違う楽器(例えばリコーダーなど)でアンサンブルすると
とても楽しめます。
「Mちゃん、先週合格したけど、また練習してきたんだね。えらいね。
左手が(一番はっきりとした)メロディーとなるところが、
先週よりもよく聴けるようになっているし、強弱もはっきりしたね。
弾いていて気持ち良かったでしょ?」
「うん。」
「そうでしょ、よくわかったよ。この曲が弾いていて好きになったんだね。
よかったね。」
「ウエハース」もこの後で、丁寧に優しい音を出そうと慎重に演奏していたMちゃん。
先へ進むことも大事ですが、
自分が納得いくまでその曲を練習する力も必ず上達につながります。
それは勉強や他のことをやり遂げることにもつながる力ではないでしょうか。
思えば私の教室へ通ってくれている生徒たちは、
そんな力を持っている生徒が多く、あらためて喜びを感じ、
これからのレッスンの原動力となりました。
先週のOちゃんのレッスンでのことです。
近頃良く練習するようになり、
少しずつ上達してきたOちゃん。
今練習している曲は、中田喜直作曲の「エチュード・モデラート」です。
この曲は色々な調に変化していき、
エチュード(練習曲)の名の通り、
色々なテクニックも 取り入れた、
楽しい曲です。
ふとレッスン中にOちゃんが耳で覚えた別の曲を弾き始めました。
「よく最後まで覚えたね。それはアラベスクっていう曲だよ。」
「先生、知ってるんだ!(はい、知っています(^^;))
クラスのお友だちに教えてもらったんだ!」
「そう。Oちゃんもこの曲が入っている本に進むよ。」
「へえー、そうなんだ。」
お友だちに教えてもらい、耳で覚えた曲を最後までうれしそうに弾いたり、
「エチュード・モデラート」のリズムを楽しそうに感じて弾いている
Oちゃんの姿を見て、ますますこれからが楽しみになりました。
しばらくすると、Kちゃんがやって来ました。
OちゃんとKちゃんは、この日初めて出会いました。
「2人とも初めて出会ったので、自己紹介しよう!」
「何て言ったらいいの?」
「学校名と学年と名前でいいんじゃない?」
それにしても、自己紹介というのは魔法のようです!
それまで照れくさそうにしていた2人ですが、
たちまち人が変わったように、お互いにしっかりと挨拶ができて、
その後はまるで今までずっとお友だちだったかのように打ち解けて
学校での出来事を話していたのですから。
この日も喜び多いレッスン日でした。
今日はMちゃんのレッスン日でした。
5月のグループレッスンでは、
演奏した曲の左手のメロディーがなかなかはっきりしなくて
仲間たちから
「左手のメロディーをもっと大きくした方がいい」
「右手の伴奏をもっと小さくした方がいい」など
アドヴァイスを受けていました。
素直なMちゃんはそのアドヴァイスを受けて練習し、
翌週のレッスン日では、少し硬いながらも左手のメロディーが
はっきりとした演奏に変わっていました。
「Mちゃん、すごく練習したね。頑張ったわあ。」
うれしそうなMちゃんは、じっと私の目を見つめていました。
そして次の週は、初めてペダルをつけて演奏してみました。
慣れないペダルも一生懸命練習して来ましたが、
Mちゃんならきっともっといい曲に仕上げられると思い、
もう一週間、練習してくることにしました。
そして今日。
ペダルを付けて音色の豊かになったメロディーを
呼吸しながら歌わせて弾くことができました。曲は「祈り」。
Mちゃんの心からの「祈り」が贈られてくるようでした。
5月のグループレッスンでは、
演奏した曲の左手のメロディーがなかなかはっきりしなくて
仲間たちから
「左手のメロディーをもっと大きくした方がいい」
「右手の伴奏をもっと小さくした方がいい」など
アドヴァイスを受けていました。
素直なMちゃんはそのアドヴァイスを受けて練習し、
翌週のレッスン日では、少し硬いながらも左手のメロディーが
はっきりとした演奏に変わっていました。
「Mちゃん、すごく練習したね。頑張ったわあ。」
うれしそうなMちゃんは、じっと私の目を見つめていました。
そして次の週は、初めてペダルをつけて演奏してみました。
慣れないペダルも一生懸命練習して来ましたが、
Mちゃんならきっともっといい曲に仕上げられると思い、
もう一週間、練習してくることにしました。
そして今日。
ペダルを付けて音色の豊かになったメロディーを
呼吸しながら歌わせて弾くことができました。曲は「祈り」。
Mちゃんの心からの「祈り」が贈られてくるようでした。
先週の土曜日はグループレッスンでした。
お互いに練習してきた曲を披露して、
聴いてくれている人たちから感想を伝えてもらいます。
あみだくじで演奏順を決めようというと、
「エーッ!くじ運弱いからいやだー」
などとブーイングが・・・
それでも、じゃんけんと変わらないということで、
結局あみだくじで演奏順を決めました。
いよいよ順番に演奏が始まり、感想を述べ合いました。
初めのうちの感想は、 みんな当たり障りのないようなコメントばかりでしたが、
だれかが
「なんだか早くない?今の演奏。」
とポツンと言い出すと、正直な感想が後に続けて出てくるんですね。
「アンダンテだから、もっとゆっくりの方がいいと思う。」
「メロディーが右手なのか左手なのか、よくわからない。」
「メロディーの左手をもっと大きくした方がいいと思う。」
「っていうか、右手の伴奏をもっと小さくした方がいいんじゃない?」
「それから、もっとレガートの方がいいと思う。」
などなど・・・。
特に今回は3人が同じ曲を弾くことになっていたので、
同じ曲を弾いた子たちはもちろん、他の子たちも
気付くことがたくさんあると思い、
良い勉強の機会になると期待していました。
「最初から言ってあげればいいのに。
そのためのグループレッスンだからね。
自分では気が付かないところを教えてもらったほうがいいんだよ。」
他の人からのアドバイスを受けてもう一度弾き直すと、
みんな本当に良い演奏に変わります。
「さっきより流れてた!」
「メロディーがはっきりしてた!」
「さっきよりなめらかになった。」
「ペダルの踏み方が静かになった。」
他の子たちから初めの演奏より良くなったと褒めてもらえて
うれしさと安堵の入り混じった表情が何とも愛しいものです。
だれでも良い点は言いやすいけれど、
その逆はなかなか言い辛いものです。
でも、仲間からの正直なアドバイスを受け止めて、
良い方向に変わっていけるのは、
だれにとってもかけがえのないチャンスです。
こんな小さなグループレッスンが、
そのチャンスを得られる場であり続けたいと願っています。
さあ、演奏が終わったら、お待ちかねのティータイム!
今回のおやつの一つで、ちょっと珍しいレモン味のクリームパピロは好評でした。
その後は、トーンチャイムで”村祭り”をみんなで合奏してグループレッスンを終えました。
お互いに練習してきた曲を披露して、
聴いてくれている人たちから感想を伝えてもらいます。
あみだくじで演奏順を決めようというと、
「エーッ!くじ運弱いからいやだー」
などとブーイングが・・・
それでも、じゃんけんと変わらないということで、
結局あみだくじで演奏順を決めました。
いよいよ順番に演奏が始まり、感想を述べ合いました。
初めのうちの感想は、 みんな当たり障りのないようなコメントばかりでしたが、
だれかが
「なんだか早くない?今の演奏。」
とポツンと言い出すと、正直な感想が後に続けて出てくるんですね。
「アンダンテだから、もっとゆっくりの方がいいと思う。」
「メロディーが右手なのか左手なのか、よくわからない。」
「メロディーの左手をもっと大きくした方がいいと思う。」
「っていうか、右手の伴奏をもっと小さくした方がいいんじゃない?」
「それから、もっとレガートの方がいいと思う。」
などなど・・・。
特に今回は3人が同じ曲を弾くことになっていたので、
同じ曲を弾いた子たちはもちろん、他の子たちも
気付くことがたくさんあると思い、
良い勉強の機会になると期待していました。
「最初から言ってあげればいいのに。
そのためのグループレッスンだからね。
自分では気が付かないところを教えてもらったほうがいいんだよ。」
他の人からのアドバイスを受けてもう一度弾き直すと、
みんな本当に良い演奏に変わります。
「さっきより流れてた!」
「メロディーがはっきりしてた!」
「さっきよりなめらかになった。」
「ペダルの踏み方が静かになった。」
他の子たちから初めの演奏より良くなったと褒めてもらえて
うれしさと安堵の入り混じった表情が何とも愛しいものです。
だれでも良い点は言いやすいけれど、
その逆はなかなか言い辛いものです。
でも、仲間からの正直なアドバイスを受け止めて、
良い方向に変わっていけるのは、
だれにとってもかけがえのないチャンスです。
こんな小さなグループレッスンが、
そのチャンスを得られる場であり続けたいと願っています。
さあ、演奏が終わったら、お待ちかねのティータイム!
今回のおやつの一つで、ちょっと珍しいレモン味のクリームパピロは好評でした。
その後は、トーンチャイムで”村祭り”をみんなで合奏してグループレッスンを終えました。