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昨日は今年初めてのグループレッスンでした。
お休みの人が何人かいましたが、
集まった子ども達と一緒に練習中の曲を演奏しました。

子ども達の演奏を聴くと、一生懸命に練習してきた子もいれば、
あまり練習していない子、全く練習していない子など様々でした。

あまり練習していない子は、両手で弾くのをあきらめて途中から右手だけを演奏し、
全く練習していない子は、1段目だけを両手で弾いて止まってしまい泣いていました。

いつものように全員がそれぞれの演奏に感想を伝え合ったのですが、
練習をしてきていない子達への感想はどの子も優しくて前向きなものばかりで、
まだ幼稚園の子ども達でも言葉に迷うことなく答えられるのは立派なことだなと思いました。

「練習していなくて弾けなかったけど、最初のところはきれいだった。」

「両手で弾けなかったけど、それから右手だけで弾いたのが偉かった。」

などなど、窮地に立たされている相手を本当に一生懸命に励まそうとしているのです。
そして、仲間たちに温かく励まされた子達はとても貴重な体験をしたと思います。

たとえ人数が少なくても人前で演奏するのですから、
グループレッスンといえども発表会と同じです。
たかがグループレッスンなどと考えずに、
人に聴いてもらうことに責任を持ってどの子にも練習してきて欲しいと考えています。
グループレッスンで弾けるようにそれまでのレッスンで練習していますが、
どうしても全部弾けなかったら曲の途中まででもいいし、
両手がダメなら右手だけでもしっかり練習して誠意をもって人前で演奏してほしい、
そのように子ども達に伝えました。

今回、子ども達がお互いに仲間たちの優しさを感じていてくれたらとても嬉しいです。
そして、いつも誠意をもって人前で演奏すること、自分の演奏を聴いてもらえる感謝を
少しずつでも指導者として伝えていきたいと思います。



プロフィール
HN:
番匠 浪路
Webサイト:
性別:
女性
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