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奈良国立博物館開館130年を記念する、超国宝展に行ってきました。
仏像や刀、装飾物、写経、絵巻、鏡、刺繍帳など、とにかくものすごい数の国宝で、10時半に入館して出てきたときは14時でした。
素晴らしい創造物ばかりでしたが、中でも印象に残ったのは1600年前に百済の王が倭(日本)の王に送った七支刀、猫好きの平安時代の貴族が作った猫の螺鈿模様がはめ込められた太刀、そして聖徳太子が亡くなった時にお妃の橘大郎女が推古天皇に願い作成されたとされる天寿国繍帳(聖徳太子とその母が極楽浄土で過ごしている様子をモチーフにした刺繍の帳)です。
一針一針に祈りを込めて刺繍された帳も約1400年前のものですから、ところどころの糸は剝がれつつも、橘大郎女がどれほど慰められたことだろうかと偲ばれる素晴らしいものでした。
古代から人々が祈り心を持ち様々な創造物に託してきていることがとても伝わってきて、今回の超国宝展のタイトルにもあるように”祈りの輝き”そのものに溢れる展覧会でした。
観に行って良かったです(^^♪