|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
Oちゃんが練習しているのは、「夢のおはなし」という曲です。
この曲を聴くと、すやすやと眠りについた子どもが、
夢の中で見知らぬ世界へ入り込み、
冒険をして現実の世界へ戻ってくる様子を
私はいつも想像してしまう素敵な曲です。
Oちゃんの夢の世界がなかなか伝わってこなかった9月のレッスンでのこと。
「夢のおはなしってバラードのようなものだね。
バラードって物語という意味なんだけど、
物語には”きしょうてんけつ”っていうのがあるんだよ。」
「”きしょうてんけつ”?へえー、どんな字を書くの?」
「まだ習っていないと思うけど、起・承・転・結って書くの。
起ははじまり、承で話が盛り上がって、
転で話がころっと展開して、結でまとまるって感じ。」
「ふーん。起承転結かあ。」
と、興味深そうなOちゃん。
「じゃあ、ここが起で、承はここかな?」
「そうだね。眠りについた初めの部分が起で、
夢の世界に入り込んだようなこの部分が承で・・・」
と、二人でイメージしていきました。
よほど印象に残ったのか、その日のレッスンの帰り際まで、
起承転結を口ずさんでいたOちゃん。
すると翌週のレッスンでは、
それまでなかなか変化が出せなった”承”の部分で、
表現しようとすることが、前よりも伝わってきたのです。
「Oちゃん、先週よりよくなっているわ。
起から承へ変わるところとか、
転も夢から現実の世界へ引き戻される感じがしたわ。」
ちょっと言い方を変えるだけで演奏が変わることを
Oちゃんから学ばせてもらったレッスンでした。
この曲を聴くと、すやすやと眠りについた子どもが、
夢の中で見知らぬ世界へ入り込み、
冒険をして現実の世界へ戻ってくる様子を
私はいつも想像してしまう素敵な曲です。
Oちゃんの夢の世界がなかなか伝わってこなかった9月のレッスンでのこと。
「夢のおはなしってバラードのようなものだね。
バラードって物語という意味なんだけど、
物語には”きしょうてんけつ”っていうのがあるんだよ。」
「”きしょうてんけつ”?へえー、どんな字を書くの?」
「まだ習っていないと思うけど、起・承・転・結って書くの。
起ははじまり、承で話が盛り上がって、
転で話がころっと展開して、結でまとまるって感じ。」
「ふーん。起承転結かあ。」
と、興味深そうなOちゃん。
「じゃあ、ここが起で、承はここかな?」
「そうだね。眠りについた初めの部分が起で、
夢の世界に入り込んだようなこの部分が承で・・・」
と、二人でイメージしていきました。
よほど印象に残ったのか、その日のレッスンの帰り際まで、
起承転結を口ずさんでいたOちゃん。
すると翌週のレッスンでは、
それまでなかなか変化が出せなった”承”の部分で、
表現しようとすることが、前よりも伝わってきたのです。
「Oちゃん、先週よりよくなっているわ。
起から承へ変わるところとか、
転も夢から現実の世界へ引き戻される感じがしたわ。」
ちょっと言い方を変えるだけで演奏が変わることを
Oちゃんから学ばせてもらったレッスンでした。