<< 2025 / 08 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
[ 23 ] [ 24 ] [ 25 ] [ 26 ] [ 27 ] [ 28 ] [ 29 ] [ 30 ] [ 31 ] [ 32 ] [ 33 ]
今日は大阪城公園の側にあるいずみホールへ、
池田洋子先生のピアノリサイタルを聴きに行ってきました。

御年なんと85歳でいらっしゃるというのに、
モーツアルト、ベートーヴェン、シューマンのソロとシューベルトの五重奏曲を
それぞれの作曲家らしさが伝わる美しい音で素晴らしい演奏をされて大変感激しました。
コロナ感染の影響で長い間コンサートに行くことがなく、
いい音楽を聴きたいと思っていたので、感激もひとしおでした。

モーツアルトの変奏曲は輝くような音の変奏1曲1曲にそれぞれ違った濃い音楽が凝縮されていて
宝箱をイメージするような感じでとても楽しく聴くことができました。
ベートーヴェンのソナタは落ち着いた説得力があり、
シューマンはとてもカンタービレな(歌うような)本当に優美な演奏で、
しばらくうっとりとした余韻に浸っていました。

後半のシューベルトの五重奏曲は、
美しい音色の弦とピアノの絶妙なバランスの掛け合いがとても心地よく上品で、
こんなにいい曲だったのかと思いながらとても楽しく聴き入っていました。

本当に久しぶりの素晴らしいコンサートに行けてよかった!
いい音楽の時間を過ごせた日曜日の午後でした(^^♪
最近,I君はよくピアノを練習するようになってきました。
今週のレッスンでも、連弾の曲を自分から両手で練習し、
ピーターラビット教本の曲も課題通りに練習してきました。

「すごいI君!連弾の曲を両手で弾いてくるなんて。
 ほら、やったらできるよ! きっと上手になるよ!」

私が嬉しくて褒めると,I君もとても嬉しそうでした。

去年のI君はピアノの練習をせず、
レッスンに来てもピアノを弾かないこともありました。
そして、しばらくお父さんやお母さんがレッスンに同伴して下さるようになりました。
でも、今ではちゃんと一人で来て、帰る時は「さようなら」と挨拶をして家路についた後も
必ず振り返って手を振ってくれるのです。
私も手を振りながら本当に嬉しくてたまらなくなり、
この温かい気持ちに希望を感じてまた頑張ろうと思えます。
I君と、レッスンを続けて通わせて下さっているご両親にも感謝の気持ちで一杯です。

I君、ありがとう。また来週のレッスンも楽しみにしています(^^♪
最近公開された映画「マイバッハ 不屈のピアニスト」を観に行ってきました。
20世紀最高のバッハの演奏家として活躍していたものの、
事故で思う様にピアノが弾けなくなり
それでも試練を乗り越えて晩年は指揮者として活躍した
ブラジルのジョアン・カルロス・マルティンスの壮絶な生涯の実話を元にした映画です。

この映画の中でとても印象に残ったところが3つあります。
まず、子どもの頃、彼がペッツオルト作曲のメヌエットを弾くのを横で聴いていた友人が、
「まるで2人が別々のお話をそれぞれしているみたいね。」
と言ったところです。
ポリフォニー音楽の真髄をとてもわかりやすい言葉で表現していて
思わず納得してしまいました。
子ども達がポリフォニー音楽に出会い、その先いずれバッハに出会うとき、
こんな風に自分の奏でる音楽を聴いてくれたら、とても嬉しいです。
私も無性にバッハを弾きたくなりました。

次はやはり彼が子どもの頃、レッスン時にピアノの先生に
「先生の模範演奏を聴かせてください。それを真似しますから。」
という彼の言葉に先生が、
「真似ではいけない。バッハは全ての人のためにあるのだから。」
と言ったところです。
どの曲も全ての人のためにあるとは思いますが、
バッハは自由でいいのだということをまたまた感じた一瞬でした。

最後は映画のラストシーンで、
晩年の実物のジョアンさんが、不自由な手でピアノを弾いているところです。
とても優しい表情で演奏される素晴らしい曲を聴いて、涙が出てきました。

まさしく不屈のピアニスト。とても感動しました!
9月に入ってもまだまだ厳しい残暑だというのに、
庭先の秋明菊の蕾がぷっくりと膨らんでいるのを見て
秋の気配を感じています。

 
 

夏バテ気味で少々気分も滅入っていましたが、
この蕾を見た時はすごく嬉しくなりました(^^♪

早く暑い夏が過ぎ去り、
コロナも早く収束することを祈るばかりです。

いつも姉弟でピアノレッスンに来てくれるSちゃんとZ君。

Sちゃんがレッスンを始めた頃は、Sちゃんはお姉ちゃんと一緒に来ていました。
年月が経ってお姉ちゃんがピアノ教室をやめた後、
今度は弟のZ君と一緒に来てくれるようになりました。

Sちゃんは面倒見の良い賢いお姉ちゃん、
Z君はいつも笑顔を絶やさない明るい男の子で、
2人はとても賑やかにレッスン室に入ってきます。

先週のレッスンでSちゃんとこんな話をしていました。

「先生、歌曲っていったらシューベルトだよね!」
「先生はどの作曲家が好きですか?」
「ショパンもベートーヴェンも、うーんモーツアルトもいいなあ。好きな人一杯いるわあ。」
「うんうん、ショパンいいよね!」

その時は何気なく話していましたが、その晩になってはっと気が付きました。
いつの間にかこんな話が出来るようになっていたなんて、すごく嬉しいことだと。
Sちゃんが音楽好きに成長したことは大きな喜びです。
弟のZ君もどんな男の子に成長していくのかこれからとても楽しみです(^^♪
そして生徒の皆さん全員のこれからが本当に楽しみです(^O^)/
プロフィール
HN:
番匠 浪路
Webサイト:
性別:
女性
Template by kura07, Photo by Abundant Shine