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Cちゃんは、はきはきとしたしっかり者の明るい女の子です。
今週のレッスンでは学校から帰って疲れて寝てしまったと
お母さんから連絡があったので、その日の遅い時間か翌日に変更することにしました。
その後、「今から行くといっているのでよろしくお願いします。」と
お母さんから電話があり、Cちゃんはお母さんと妹、弟たちと一緒に
仲良くお話しながら明るい笑顔でレッスンに来てくれました。

しっかり者のCちゃんはきっと学校で一生懸命に頑張って一日を過ごす余り、
帰宅したらとても疲れてしまったのでしょう。
それなのにCちゃんがその日レッスンに来てくれた時、
私はとても嬉しくて、愛おしい気持ちで一杯になりました。

コロナ感染の影響で、長い休校、そして例年とは違う学校スケジュールとなり、
子ども達が毎日のリズムを作っていくのはとても大変なことだと思います。
明るく元気に見えても、子ども達は小さな身体で
こちらが想像する以上に頑張っていることが、
6月からの教室でのレッスン再開後、色々な形で気付くようになりました。
 
このような状況の中で頑張っている子ども達にとって、
ピアノを弾くことが少しでも気分転換や楽しみ、励みになるようなレッスンを
いつも心がけていたいと思います。

Cちゃんのレッスン後、お母さんから
「ニコニコして帰ってきたのでホッとしました。これからもよろしくお願いします。」
と連絡を頂きました。このような連絡はとても有難いものです。
子どもを思う温かい親の気持ちがじーんと伝わってきました。
 
来週もCちゃんをはじめ生徒の皆さんとのレッスンがとても楽しみです(^^♪

ほんわかのんびりとしたMちゃんは、とても素直な女の子です。
まじめに練習して毎週レッスンに来てくれます。
 
今週のレッスンでは、先週まで気になっていたマムシ指(指先が反ること)が全くなくなり、
劇的に変化して脱力できていることにとても驚きました。

「Mちゃん、すごい!先週と全然ちがうわ。力が抜けていい音になってる。
 感激しちゃうわ!何に気を付けて練習したの?」

「ふつうに弾いていただけだけど。」

Mちゃんはこのように答えていましたが、
レッスンでいつも言われていることに気を付けて弾こうとお家で練習したからこそ、
変わることができたのでしょう。
それは何よりもMちゃんの素直さのおかげです。
素直さがやはり一番だと、Mちゃんのレッスンで痛感することが出来ました。



今日は私のプライベートピアノレッスン日でした。

見て頂いたのはフィンランド出身のメリカントが作曲した「ロマンス」で、
とても綺麗な、題名の通りロマンチックな曲です。

細かいパッセージを綺麗に美しく、ほっと安らぐような音で弾くこと、
連打は遅れないように、オクターブの音はクリアに弾くことなどなど、
課題がいっぱいあるので、今日はどうかな…と緊張していましたが、

「全体的にすごく良くなっているわ!」と久ーー々に褒めて頂き、

もう嬉しくて嬉しくて子どものように喜んでいたら、

「私も嬉しいわ!嬉しい、嬉しい!」と先生も喜んで下さいました(^^♪

先生に嬉しいと言って貰えたことが一番嬉しい!
今日はいい日、嬉しい日です(^^♪
 
7月7日の七夕に、生徒である保育士のHさんが、めでたく結婚しました。
Hさんは16歳から去年まで15年間ピアノ教室へ通ってくれました。

おっとりとした温かい性格で面倒見が良いので、
年下の他の生徒達からとても慕われていました。

ピアノの練習ではと言うとマイペースで練習不足のため
1曲仕上げるにも時間が掛かるタイプで
自分の指導力にも悩んだことが度々ありました。

それでもレッスンでは私も癒された時間を過ごしていました。
きっとHさんのマイペースさに私の方が救われていたのですね。
お嫁に行く前日に、
「ピアノを弾いてレッスンに通うのが唯一の心の支えだった時もあった」
と改めてお話してくれて、とても嬉しくなりました。

結婚するまで長い間レッスンに通ってくれたHさん、本当にありがとう。
そして、ご結婚おめでとうございます(^O^)/
末長く、お幸せに(^^♪


6月は大人の生徒の方々に感激したレッスンが続きました。

一人目は「オーラリー」を練習している80歳代のDさん。
楽譜をわかりやすく片手ずつのものに書き直して、
細かいアドバイスを付け加えたもので練習されていました。
先週はレッスンが始まるや否や、
「先生、私すごく反省しました。」
とおっしゃるのでよくよく伺うと、
楽譜にはいろいろ書かれているのによく見ていなかったこと、
自分が楽しく弾けていたらいいと思っていたけれど、それでは先生に失礼で、
習っているのなら上手にならないといけないと思ったということでした。
そして、最後に「先生、私、頑張りますわ!」と笑顔で一言。
このようなことを感じて下さり感謝の気持ちでいっぱいになりました。

二人目は「ブルグミュラー」のエチュードを練習している60歳代のYさん。
非常事態宣言中は外出もままならず、出来ることが限られている生活の中で、
ご自分にとってピアノを弾くことが一番の楽しみで
生きがいなのだとしみじみ感じられたそうです。
そして、先々週のレッスンでは
「音を聴くというのはどういうことなのか、やっとわかりました!」
と、ハッとした表情でYさんがおっしゃいました。
具体的には、Yさんの練習している曲の中の同じ指で弾き続ける音同士が
繋がるように弾けているかを聴き届けることですが、
このことにはっきり気付かれたのです。
気が付いてすっきりした表情でお話するYさんを見て私もとても嬉しくなりました。
 
三人目は「ピーターラビットのピアノ教本2巻」の曲を練習している70歳代のSさん。
右手で短く切って弾くスタッカートの和音が、
いつも切れずに一音だけ残っていることになかなか気付いておられなかったのですが、
先週は一音も残らずにスタッカートの和音を短く切って弾くことが出来ていました。
「気を付けて聴きながら弾いていたらね、音が残らなくなってきたんですよ。」
音を聴くということがだんだん分かってきたというSさんにとても感激しました。

何でもない些細なことかもしれませんが、
「自分の弾いている音を聴く」ことは、
今まで実生活で体験したことのない人達にとっては
聴き方の要領がなかなか得られず容易な事ではないので、
聴けたときの喜びはとても大きいと思います。
そして、その喜びを共有できたことは私にとっても非常に貴重なことでした。

大人の生徒の皆さんの前向きに学ぼうとされている姿から、
たくさんの学びと喜びを得られて私は本当に幸せです(^^♪
プロフィール
HN:
番匠 浪路
Webサイト:
性別:
女性
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