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昨日はAさんのレッスン日でした。

Aさんはレッスン曲での課題点を必ずクリアして仕上げてくる
真面目で努力家の方です。

昨日はまずハノンでフォルテ(強い音のこと)の
スタッカート(短く切った音)をレッスン。
スタッカートの音は意外と難しいけれど、
しっかり脱力が出来ていて良い音がでるようになりました。

次はブルグミュラーの「小さなつどい」。
和音の上のメロディーをレガートにつなげるのに苦心していましたが、
今週はなめらかに弾けて、曲も全体に良く仕上がっていました。

「わあ、6度(2つの音の距離)の和音がすごくなめらかになりましたね。
 練習されたのがよくわかります!」

「はい、何回も練習しました。」

「やっぱり。Aさんピアノが本当に好きだからなんですよね。
 ”好きこそ物の上手なれ”で、きっともっと上手になりますよ。」

「はい。ピアノ大好きです。練習していても楽しいです。」

「私もすごく楽しい!これから楽しみだわあ。」

最後はシューマンのユーゲントアルバムから「メロディー」をレッスン。
単純そうで難しいシューマンの曲をきっと楽しみながら練習してくださることでしょう。
 
次回のレッスンも楽しみです。






 



 午後のティータイムに、
佐賀土産の「丸芳露(まるぼうろ)」を頂きました。
上品な甘さの素朴なお菓子です。

今日はJさんのレッスン日でした。
  
レッスン曲は2つのイギリス民謡です。
まず最初のレッスン曲は、
「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本 3巻」の中の「夏の名残りのバラ」でした。
この曲は、イギリスのアイルランド地方の民謡で、日本では「庭の千草」の名称で親しまれています。

「わあ、すごく癒される綺麗な音でしたね。Jさん歌が好きだから、この曲きっと弾いていて気
 持ちよかったでしょう?」

「そうですね。好きな曲ですね。」

「やっぱり。そんな感じが伝わってきました。よかったです、とっても。」

次のレッスン曲は、同じ教本の中の「アニーローリー」でした。
この曲は、イギリスのスコットランド地方の民謡で、貴族の娘に失恋する青年の切ない想いを
歌った曲なのだそうです。

「ペダルが効果的に使われていましたね。高音に移ったところは、左手の音量をもっと落とし
 て、右手のメロディーを響かせるように弾くともっと綺麗になりますよ。」

もう一度弾いてみると高音の部分は、初めに弾いたときに比べると、メロディーがよく響きとても柔らかい音色に変わりました。

とっても歌の好きなJさん。旋律を歌わせる練習が詰まったエチュードをこれから取り入れようと考えていて、楽しみにしています。

午後から大雨となった今日も、いつものように生徒のみんながレッスンに来てくれました。

ここのところ、お土産にお手製のアクセサリーを持ってきてくれる子が何人かいて、
レッスン室にかざってある陶器のくまさんとうさぎのオルゴールがおしゃれに変身しています。
 
  
ブレスレットや指輪にキーホルダー。可愛い動物のスパンコールもあります。
みんな本当に器用です!
今日は、スパンコールのリスが仲間入り。

「ありがとうね!にぎやかになったねえ(^^♪」

と、レッスン前に生徒とともに喜んでいました。

みんなのレッスンも終わり、ふと人形を見るとちょっと様変わりしていました。
誰かに着せ替えしてもらったようです。
 
みんなにアクセサリーでてんこ盛りにしてもらって、
くまさんとうさぎさんも大喜びのことでしょう(≧▽≦)




 
ゴールデンウィークのある日の午後、 ピアノの練習をしていると
いつになく賑やかな 鳥のさえずりが聞こえてきました。
カーテンをあけてみると一羽のシジュウカラが、
モミジの木と金木犀の木を行ったり来たり。
つがいのもう一羽は、金木犀の木のまわりでさえずりながら、小さく飛んでいました。
そして、金木犀の木からはかわいい鳴き声も聞こえてきました。
もしかしたら・・・と思い、金木犀の木を下からそっと覗いてみると、可愛い鳥の巣が!
 シジュウカラが巣作りをして、ひなを育てていたのです。

シジュウカラの名前は、以前にピアノを習いに来ていた動物好きの生徒が、
3~4年ほど前に線路の上で可愛く飛び跳ねている白黒模様の鳥が珍しくて、
「wちゃん、あの鳥の名前ってなんていうの?」 と尋ね、
「シジュウカラです。」
と教えてくれた思い出の鳥でした。

さてさて、私はうれしくなって覗いていましたが、
親鳥は警戒して一羽は鳥の巣のそばでじっと動かずに、
もう一羽はお隣の家の屋根から、しきりにさえずっていました。
「あっ、そうか。危険をしらせているんだわあ・・・」
私は申し訳なくなって、静かに家の中に入りました。

シジュウカラの鳴き声を聴いていると2種類の鳴き方があって、
危険を知らせている時とそうでない時とでは、どうも鳴き方が違うようでした。
こんな小さな親鳥でも、ひなのために餌を一生懸命運び、
外敵からひなを必死に守ろうとする姿を間近に見られて、
とてもうれしいやら胸がじーんときて感激するやらで、
ピアノの練習もそっちのけで、しばらく窓から眺めていました。

次の日は風雨の激しい日となり、私は鳥の巣のひなたちが心配になりました。
そして、翌日は快晴となり、また巣を覗きに行きましたが、
シジュウカラのひなたちは巣立っていったのか、
そこには空っぽの鳥の巣だけが残されていました。

可愛い鳴き声が聴けなくなって少し寂しかったのですが、
我が家の庭の木から巣立っていってくれたシジュウカラたちが、
たくましく自立していって欲しいと願う我が子の姿に重なって、
ありがたくてあたたかい気持ちになりました。

来年もまた巣作りにきてほしいなあ(^^♪

プロフィール
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番匠 浪路
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女性
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