先週のOちゃんのレッスンでのことです。
近頃良く練習するようになり、
少しずつ上達してきたOちゃん。
今練習している曲は、中田喜直作曲の「エチュード・モデラート」です。
この曲は色々な調に変化していき、
エチュード(練習曲)の名の通り、
色々なテクニックも 取り入れた、
楽しい曲です。
ふとレッスン中にOちゃんが耳で覚えた別の曲を弾き始めました。
「よく最後まで覚えたね。それはアラベスクっていう曲だよ。」
「先生、知ってるんだ!(はい、知っています(^^;))
クラスのお友だちに教えてもらったんだ!」
「そう。Oちゃんもこの曲が入っている本に進むよ。」
「へえー、そうなんだ。」
お友だちに教えてもらい、耳で覚えた曲を最後までうれしそうに弾いたり、
「エチュード・モデラート」のリズムを楽しそうに感じて弾いている
Oちゃんの姿を見て、ますますこれからが楽しみになりました。
しばらくすると、Kちゃんがやって来ました。
OちゃんとKちゃんは、この日初めて出会いました。
「2人とも初めて出会ったので、自己紹介しよう!」
「何て言ったらいいの?」
「学校名と学年と名前でいいんじゃない?」
それにしても、自己紹介というのは魔法のようです!
それまで照れくさそうにしていた2人ですが、
たちまち人が変わったように、お互いにしっかりと挨拶ができて、
その後はまるで今までずっとお友だちだったかのように打ち解けて
学校での出来事を話していたのですから。
この日も喜び多いレッスン日でした。