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去る8月21日、京都の寺町通りにある旭堂楽器店サンホールにて、
「ピーターラビットと学ぶピアノ教本」の公開レッスンが開催されました。

この教本が出版されてから14年が経ちますが、
公開レッスンが開かれるのは何と初めてのことだそうです。
この本の作曲家である北村智恵先生の指導を間近で見ようと
東は山形から、名古屋、西は九州、山口、広島など
遠方から熱心な指導者の方々や生徒さんがたくさん聴きにいらっしゃいました。

この教室からもSちゃんが参加させて頂くことになり、
ずっと練習を続けてきました。
演奏したのは「ピーターラビットと学ぶピアノ教本 3巻」の
「グロースターの仕立て屋さん」で、
オルゴールの音をイメージした高音で弾く曲です。

左手が長い音のメロディーで、右手は音数の多いオブリガードになっているので
左右のバランスをよく聴きながら柔らかい音で演奏したい曲です。
また、初めてアルペジオという分散和音が出てきます。
一番下の音から一番上の音を1音ずつ両手で順番にハープのように弾く奏法で、
美しい音で弾けるように、Sちゃんは何回も練習していました。

本番でSちゃんは少し緊張気味でしたが、
最初の演奏後に「素敵でしたね」のお言葉を頂き、
気持ちもホッとして嬉しかったことでしょう。
「グロースターの仕立て屋さん」の絵本のお話が本当にあったお話で
人間の代わりにねずみが登場することなどをお話して下さり、
すでに絵本を読んでいたSちゃんは北村智恵先生のお話に
何回も相槌を打ちながら楽しそうに聞いていました。

オルゴールのイメージなのでもう少し柔らかく弾くともっと良くなるとアドバイスを受けて
もう一度演奏した最後のアルぺジオがとても美しかったので
北村智恵先生も周りの方も「わあ、キレイ!」と感激してくださいました。
Sちゃん、よかったね。

他の5人の生徒さんたちの演奏も、
北村智恵先生の指導で演奏が生き生きと変わっていきました。
作曲者に直接指導を受けられるのはまたとないチャンスで、
よい経験になったと思います。

公開レッスン終了後は、参加者全員で子どもと大人に分かれてテーブルを囲み、
サンドイッチランチを頂き、大人はもちろん子ども達もあっという間に仲良くなりました。
その後の北村智恵先生による音楽遊びも大変盛り上がりました。

他の生徒の皆さんも今回のような体験ができたら本当に素晴らしいなあと思っています。




プロフィール
HN:
番匠 浪路
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性別:
女性
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