大学生のY君はいつも真面目に練習してレッスンに通ってきてくれます。
先週のレッスンでは、ロシア民謡の「ともしび」という曲を練習してきました。
「この曲、哀愁を帯びていていい曲だよね。」
「はい。弾いていて気持ちよくて、眠ーくなってくる感じがします(笑)」
”眠ーくなってくる感じがする”なんてユニークな感想でしたが、
Y君もいい曲だなあと思ってくれて、うれしくなりました(^^♪
「ロシア民謡ってこういう短調で哀愁の漂う曲が多いね。
ロシアの作曲家で知っている人はいるかな?」
「うーん・・・」
「チャイコフスキーやラフマニノフは知ってる?」
「なんとなく知っています(笑)」
「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のCDを貸して
あげるのでぜひ聴いてみて!どちらも名曲だよ。」
「わあ、いいんですか?ありがとうございます\(^o^)/」
たった1枚のCDを貸しただけなのに、
本当にうれしそうに喜んでくれたY君の素直さに心が打たれました。
レッスンをしていると、こんな小さな喜びや感動がとても励みになります。
これからもたくさんの曲に出会って音楽に癒されて欲しいと思っています。