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イギリスのアイルランド民謡「夏の名残りのばら」(唱歌「庭の千草」の原曲)を
練習中のシニアの生徒Sさん。暗譜で最後まで弾けるようになりました。
この曲は「ピーターラビットピアノ教本3巻」の終盤の曲で、
両手に渡るアルペジオ(分散和音)をリズム崩れしないように1拍内に納めて弾き、
しかもその最上音のメロディー音をはっきりさせること、
複前打音(3つの音の装飾音符)をさりげなく弾くことなどが求められます。
Sさんは更に強弱をはっきりさせること、
弾いている途中で楽譜を見て確認できることを目標にされています。
今までボケ防止にという思いでピアノを弾いていらっしゃいましたが、
練習時間も自然に増えて、1年かかってもこの曲を自分の満足できるレパートリーに
されたいと先週のレッスンでおっしゃっていたことがとてもうれしかったです(^^♪
きっと思いの曲に仕上がることでしょう。今から楽しみです!
昨日は北村智恵先生のショパンポロネーズ講座を受講してきました。
昨日の曲は通称「英雄ポロネーズ」で有名な作品53のポロネーズでした。
2年をかけて作曲して出版されたポロネーズ。
先生のお話にあったように、力強さと決然とした品格があり、舞曲としての枠を越え、
ポロネーズの名を借りた芸術作品となっている素晴らしい音楽が
後世の人々に「英雄」と名付けさせる理由になったのだと、
ピアニストの方の演奏を聴いても納得できました。
ポロネーズ講座もいよいよ来月が最終となり、
「幻想ポロネーズ」がとても楽しみです(^^♪
3連休の最終日、「ムジカフェスタ」と今年から名前を変えた
「リトルピアニストのつどい」に4年ぶりに参加しました。
ピアノ独奏と、”ロシア音楽に愛をこめて”のつどいテーマによる
合唱、連弾、ソプラノ独唱、
そして世界的に活躍されているピアニストの方々の独奏もあって、
盛りだくさんのプログラムでした。
僭越ながら、私は独奏でショパンのノクターン作品62-2を演奏させて頂きました。
家族を思い家族のために心を込めて演奏しました。
一生懸命練習してきたので、演奏した後はホッとして、
つどいの部の合唱ではロシア民謡を思いきり歌うことが出来ました。
ロシアのウクライナへの侵攻が未だに続いて
ロシア人作曲家の作品発表がボイコットされることもあるようですが、
もっと演奏されて知られればいいなと思う美しい曲や楽しい曲がいっぱいで、
「こんなに素晴らしい曲があったのだなあ」
としみじみ思いながら聴いていました。
「芸術の意味、平和と人権の尊さを子ども達や若い人達に伝えておきたい」
という北村智恵先生の思いと
「音楽は人を「自由」にし、人を幸福にするものでなければならない」
といつもおっしゃていることが伝わってくる、
大変貴重な演奏会に参加出来て、本当に感謝の一日でした。
今日は2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで第1位となった
チョ・ソンジンさんのピアノ・リサイタルを聴きに
夫と一緒にシンフォニーホールへ出かけました。
前半はラヴェルの「ソナチネ」から始まり、
美しい繊細なタッチの幻想的な演奏に聴き入りました。
後半は壮大なスケールと表現豊かな演奏のリスト「巡礼の年 第2年イタリア」で
特に最後の「ダンテを読んで」は”地獄からの叫び”のような響きが
どうか最後は救いの響きで終わりますようにと心から願うほど
音楽の世界にぐいぐい引き込んでいく素晴らしい演奏に鳥肌が立ちました。
スタンディングオベーションはいつまでも鳴り響きました。
そんな演奏すぐ後のアンコールは優しさ溢れる「トロイメライ」でこれもナイス選曲!
明日は私の50代最後の誕生日です。
今日のチョ・ソンジンさんの演奏のように、希望を感じる日々となりますように。