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小学4年生のⅮちゃんがピアノを習いに来てくれるようになってから
4か月が経ちました。
初めの頃は身構えていて言葉少ない様子でしたが、
次第に気持ちもほぐれてきたのか、
こちらの質問にも前ほど固くならずに答えてくれるようになりました。

今週は”ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本2巻”の「春風」と
1巻の「きょうにさようなら」を練習することになっていました。

このピアノ導入書は、
自分で表現したい音の弾き方も聴き方も、
1巻がとても大切な内容になっているので、
ピアノ経験者として習いに来てくれたDちゃんには、
1巻と2巻を同時に使ってレッスンしています。

こちらへ来た時は、メロディーも伴奏も区別がなくて
フレーズの意味もわからず切れ切れになっていた演奏も
レッスンするうちに、
音がつながっているのか切れているのかを
自分の耳で確かめながら弾けるようになってきました。
そして今週のレッスンでは「きょうにさようなら」を弾くときに
左右の音のバランスを聴き分けて、
メロディーラインをはっきりさせて弾くことができました。

「Ⅾちゃん、弾き分けがよくできるようになったね!
 レガート(なめらか)できれいに弾けていたよ。」

Dちゃんは、にっこりと嬉しそうにうなずきました。
ピアノの好きなDちゃんが、この短い期間に
一生懸命に練習してきたことが伝わってきました。
 Ⅾちゃんが素直だからできたことだと思います。
これからますます素敵な演奏ができることを楽しみにしています(^^♪

4月からピアノを習いにきてくれているRちゃんは幼稚園年長の女の子です。
今週は”ピータラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1巻”の
「ピーターのたいこ」を両手の3の指、2の指、1の指で、
2拍子を感じて弾く練習をしてきました。
この曲は両手の同じ番号の指どうしで
真ん中のドだけを弾く2拍子8小節の曲です。

最初の課題は両手の3の指、2の指、1の指でそれぞれ
同じ音量、音質、音価で弾くことになっています。
Rちゃんは先週のレッスンでその課題の通り弾けたので、
今週は各小節の1拍目にアクセントを感じて2拍子で弾くことになっていました。
 
「Rちゃん、うまく弾けたかな?」

「はい!できた!1の指も成功した!」

とにっこり答えてくれました(^^♪
弾きにくそうにしていた1の指も、脱力して打鍵できていたので感心しました。
そして、今までにない、ゆったりとしたテンポの「ピーターのたいこ」は
はっきりとした2拍子の個性的な演奏でとても印象的でした。
Rちゃんが本当にたいこを打つようにピアノを弾いていたのが伝わってきたのです。
たった一つのドの音だけの、人の心を打つことができる本物の音楽でした。
 素直な子どもの素晴らしさにまたまた感動できたレッスンとなりました。
幼稚園年長のTくんは今週のレッスンで
”ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本1巻”の最後の曲となる
「かあさんのこもりうた」を練習してきました。

左手のメロディーと右手のオブリガートをそれぞれ練習してきたので、
まずは左手のメロディーを弾く練習をしました。
"こもりうた"なのに大きな音で弾いていたので、

「そんな大きな音だったら、赤ちゃんがびっくりして起きてしまうよ。
 もっとやさしい音でね。」

何回か練習した後、T君に尋ねてみました。

「ところでT君はどんな”こもりうた”を知っているかな?」

「ぼくのこもりうた!」

「ぼくのこもりうた?どんな歌?」

「おやすみ ぼくの おめめ
 いろんなものみて つかれたね
 おやすみ おめめ またあした
 ドリーム ドリーム ねんころばい」

「うわあ、やさしい歌だね。よく覚えているね、T君!」

幼稚園で歌った”こもりうた”を聴かせてくれました。
自分の知っている”こもりうた”を尋ねられたらすぐに、
しかもきちんと歌詞を覚えていて歌ってくれたT君に感心しました。
そして、音程はよくわからなかったけれど、
優しい歌声に心が癒される思いでした。
「かあさんのこもりうた」もきっと優しく弾いて仕上げてくれることでしょう(^^♪
先週の土曜日にグループレッスンをしました。
久しぶりにたくさんの子ども達が集まって
賑やかなグループレッスンとなりました。
 
新しい生徒の子ども達もいるので、
まずは自己紹介をしてから、全員演奏をし感想を述べ合いました。
先月からピアノレッスンに通い始めたばかりのRちゃんは
まだ幼稚園年中さんにも関わらず
初めての仲間たちに臆することもなく
ハキハキと自己紹介や感想を述べていて、
楽しそうに過ごしていたのが印象的でした。

うちの教室へ来ている子ども達は皆、とても良い子達で面倒見がよく
新しい生徒はどの子もすんなりと仲間に入ることができるようです。
子ども達にこちらの方が助けられていて感謝しています(^^♪

ティータイムの後は、今年の発表会で演奏するベルチャイムの練習をしました。
少し難しい選曲だったかなと懸念していましたが、
初めての練習で詰まりながらも何とか最後まで通すことができ、

「初めての割には上手にできた!」

と得意そうな声も聞こえてきて嬉しくなりました。また、

「私、音数が少ない!」

とこちらの配分が悪くて担当する音数が少なくなってしまい
悔しい思いをさせてしまった子もいましたが、
その子のやる気満々の意欲がわかり励みにもなりました。
(もちろん直ちに音の配分を修正することにしました。)

これからももっともっとみんなで音楽を作り上げる喜びを
色々な場面で一人一人が感じて取ってくれることを願っています。


5月の長い連休を挟んだあとも体調を崩してレッスンをお休みしていたAちゃんが
今週から1か月ぶりにレッスンに来てくれました。
久しぶりに出会えてうれしかったうえに、
練習もそれなりにしていた様子が伺えて感心しました。

Aちゃんはまだ小学2年生の女の子です。
落ち着いていて口数は少ないのですが、
昨年の発表会の感想文を読んで、
その内容に感激したことをよく覚えています。

「一人でひくのがすごくきんちょうしました。
 でも、ずっとピアノをみていると、わくわくたのしくなりました。」

こんな1文が最後に書いてあったのです。
緊張したことを書く子は多いのですが、
”ピアノをみていると、わくわくたのしくなった”
と言える子はなかなか少ないと思います。
言葉には出さない、心の中の純真な想いを知ることができて、
とても嬉しく、本当に良かったと思いました。

こんな思いをずっと持ち続けて、
いつまでもピアノを弾くことを楽しんでほしいと
心から願っています。(^^♪



プロフィール
HN:
番匠 浪路
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女性
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