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日が暮れるのが早くなってきました。

「”秋の日は釣瓶落とし”っていうことわざがあってね。
井戸の水を汲 む釣瓶がストンと落ちるように、
秋の日暮れはすぐに暗くなってしまうことの喩えなのよ。」

ピアノの先生に教えてもらった私の大好きなことわざです。
毎年、秋の夕暮れがすぐに暗くなっていく様子を見て思い出します。

まだ暑い日が続きますが、秋の深まりを感じながら
来週からのレッスンを頑張ります(^^♪
お盆休みが明けた今週のレッスンで、
ほとんどの人がよく練習していてとても嬉しかったです(^^♪

残暑もまだ厳しいですが、先日は夕空の残照に何となく秋の色を感じました。
これから12月のクリスマスコンサートに向けて一緒に練習していきましょう!
先週は私自身のピアノレッスンに行ってきました。

今回のレッスンで見て頂いたのは、ショパンのノクターン作品62-2とハノン。
ノクターン作品62-2はショパンの亡くなる3年前に作曲・出版された曲ですが、
とても美しい和声で特に最後の8小節を初めて弾いた時、
その美しさが心にぐっと深く染みこんで、何回も何回も弾いて味わいました。
何度も聴いた曲ではあるけれど、自分で弾いた時の感動はより大きいものです。
この曲を作曲した頃のショパンは精神的にも肉体的にも良好ではなかったはずなのに、
どうしてこんな素晴らしい曲を作れたんだろう、すごいなあといつも思います。
この曲に出会えたことに本当に感謝して、もっともっと練習したいと思っています。

さて、ハノンはと言うと。。。
今回はあまり練習が出来ていなくて、案の定それはレッスンで音に出ていました。
ハノンは同じ音型の繰り返しによって指やタッチはもちろん、”耳を育てる”もので、
練習した成果が一番わかりやすく正直に音に出てしまいます。
今回はスタッカートの1音1音を丁寧に聴き届けられていないため、
ミスタッチも多く音質が揃っていないことが自分でもよくわかりました。
レッスンで先生に指摘して頂けてとても有難くうれしかったです(^^♪
当たり前のことですが、どんな曲もいつも丁寧に向き合おうと改めて思いました。

ピアノ経験者のHさんは、レッスンを始めて5か月余りになります。
経験者でいらっしゃるものの、初心者向けの教材からレッスンしています。
毎週、新しい曲を次々とこなしていて、先週のレッスンの最後に、
「私はピアノがすごく好きになってね。
 上手とか下手とかではなく、とにかく楽しいんですよ!」
「うわあ、それは一番うれしい言葉です!」

ピアノを習い始めてまだ間もない方からこんな言葉を聞けて、
本当にうれしい時間でした(^^♪

そして、今週のレッスンでは御年75歳になるSさんが、
弾きにくい装飾音符の付いた音が初めて出てくる曲を練習しているときに、
右手だけではなく左手にも装飾音符が付いた音があるのを見て
「いやあ、こんなことも練習させてもらえるんだ」
「Sさん、すごい!そんな風に言ってもらえるなんて感激です!さすがSさんですね。」

とてもにこやかにおっしゃるので、本当に感激しました(^^♪
こんな謙虚な言葉はなかなか聞けるものではありません。

ピアノレッスンは本当に教えられることが多く、
ピアノレッスンをできることに心から感謝しています☆彡
レッスンで使用しているピアノ導入の楽譜は、
「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本」なので、
ピアノを習い始めたばかりの子にはまず、
「ピーターラビットの絵本」シリーズの1巻、
「ピーターラビットのおはなし」を読んでもらいます。
 
先日この本を読んだⅯちゃんに感想を尋ねたら、
「面白かった!でもちょっと怖かった。」
「どこが怖かったの?」
「ピーターのおとうさんがお肉のパイにされたところ。
 でも、どんなのか見たかったなあ。」
絵本の世界に膨らんだ、Ⅿちゃんの好奇心がとても伝わりました。

ピーターラビットはお母さんと3人の妹の5人家族。
お父さんは農家のマクレガーさんの畑に入って捕まり、
マクレガーさんの奥さんにお肉のパイにされたと絵本のお話に出てきます。
私が持っている絵本のシリーズは石井桃子さんが訳したもので、
その場面の絵が載っていませんが、
絵本出版から120周年を記念して、
川上未映子さんが訳したものが昨年新たに出版され、
その中には、この場面の絵が載っていることを知っていたので、
今頃ですが購入してみました。

うさぎのお父さんが「お肉のパイ」にされるなんて、ちょっと残酷なイメージですが、
絵からそんなイメージは伺えません。
Ⅿちゃんのようにどんな絵なのか見てみたいと思う子ども達も、
きっと多いかもしれません。

品格漂う石井桃子さんの翻訳はもちろん素晴らしいですが、
川上未映子さん訳の新しい絵本には、他にも新しく収録された絵が載っていますし、
茶目っ気のある親しみやすい文体で、とても新鮮に感じました。

Ⅿちゃんにも他の子ども達にも、この新しい絵本を見せてあげたいと思っています(^^♪

     






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番匠 浪路
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