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3年ぶりにうちの庭に沙羅の花が咲きました。
剪定が下手だったのか、しばらく咲かなかったのでとても嬉しくて写真を撮りました。

    

雨が降って全部散ってしまいましたが、また来年も咲いて欲しいなあ。
今週のYちゃんのレッスンです。

Yちゃんは今、「ピーターラビットと学ぶはじめての教本 3」の最終曲、
「オーバード」を練習しています。

「オーバード」とは朝の気分を表す音楽のことで、
よく知られている曲の一つに、グリーグ作曲「ペールギュント」組曲第1番の”朝”があります。

Yちゃんが練習中の「オーバード」は導入教本の最終曲なので、
総まとめとしてこれまでに習った色々な要素に加えて、
少し高度な新しい要素もいくつか出てきます。
その中のひとつが、トリル。
2つの音をすばやく交互に数回弾き続ける装飾音です。
この曲では最後に長いトリルが右手に出てきます。

「あー、もうトリルがうまく弾けない!何回も練習したんだけど・・・」

「力が入っていたら弾けないよ。
 鍵盤に指を全部おいて、1の指(親指)と3の指(中指)だけを動かすように弾いてみて。
 そうそう、お塩をつまむような感じに似てるかな。塩ひとつまみね。」

「えー、やっぱり無理!だって塩なんかつままないもん。塩はスプーンですくうから!」

「・・・おもしろいわあ(^▽^;) 笑っちゃう!」

子どもの発想って本当に愉快で楽しいです(^^♪
先月、体験レッスンに来てくれた5歳のNちゃん。

こちらから何かを尋ねると、恥ずかしそうに目をそらしてうつむく姿は、
まるでいわさきちひろの少女の絵にそっくりで、
その晩は久しぶりに画集を取り出して眺めていました。

翌日、ピアノレッスンに通ってくれるお返事を頂いて、
先月末からレッスンを開始しました。
今度から使用する「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本 1巻」の始めには、
講師と一緒に写した写真を貼っておくページがありますが、
ピアノを始めた記念のためのものではなくて、
生徒の笑顔がレッスンをしていく間に失われていないかを
講師がいつも確かめるためのページになっています。

そんなわけで、Nちゃんと一緒に並んだ写真をNちゃんのお母さんに撮ってもらいました。
それまで硬かったNちゃんの表情とは全く違う満面の笑顔が写っていて、
あまりの愛らしさに感激してしまいました\(^o^)/
 
一昨日も笑顔でレッスンに来てくれたNちゃん。
これからどんなレッスンができるか、わくわくしています(^^♪
先週の土曜日は今年2回目のグループレッスンでした。

今回は、運動会と重なったり、部活動の遠征と重なったりなどでお休みの人がいて 少人数でしたが、いつものように一人ずつ順番に演奏し、感想を伝え合いました。
 
「さあ今日は演奏順を何で決めようかな?じゃんけんにしようか、
 それともあみだくじにしようかな?」

どちらも反応が少なかったので希望の演奏順を尋ねると、
 早く終わってしまう方がよいということで、1番から意外にすんなりと決まりました。
 
少人数ではあっても、人前で弾くとなるとドキドキしてしまうものです。
未熟な私もいつまでたっても人前で演奏する時は緊張してしまうので、
みんなの気持ちがとてもよくわかります。

ところが先日、今練習している曲をある場所で聴いてもらったとき、
珍しいことに全く緊張しなかったのです。
「いい音で弾きたい、ここはこんなイメージの音で弾きたい」
ということばかり思って自分の音を聴き続けていたら、
目の前に人がいることなど気になりませんでした。
「自分の音に没頭していたら、緊張している暇などない」
と以前に教えて頂いた通りでした。
生徒の皆さんがそんなふうに演奏してくれたら、どんなにうれしいことでしょう!
皆さんのこれからの成長がとても楽しみでなりません。
 
演奏が終わったあとは、お茶を頂きながら絵本の「くるみ割り人形」を読み聞かせして
ゆったりとした時間を過ごしました(^^♪

大学生のY君はいつも真面目に練習してレッスンに通ってきてくれます。

先週のレッスンでは、ロシア民謡の「ともしび」という曲を練習してきました。

「この曲、哀愁を帯びていていい曲だよね。」

「はい。弾いていて気持ちよくて、眠ーくなってくる感じがします(笑)」

”眠ーくなってくる感じがする”なんてユニークな感想でしたが、
Y君もいい曲だなあと思ってくれて、うれしくなりました(^^♪

「ロシア民謡ってこういう短調で哀愁の漂う曲が多いね。
 ロシアの作曲家で知っている人はいるかな?」

「うーん・・・」

「チャイコフスキーやラフマニノフは知ってる?」

「なんとなく知っています(笑)」

「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のCDを貸して
 あげるのでぜひ聴いてみて!どちらも名曲だよ。」

「わあ、いいんですか?ありがとうございます\(^o^)/」

たった1枚のCDを貸しただけなのに、
本当にうれしそうに喜んでくれたY君の素直さに心が打たれました。
レッスンをしていると、こんな小さな喜びや感動がとても励みになります。
これからもたくさんの曲に出会って音楽に癒されて欲しいと思っています。

プロフィール
HN:
番匠 浪路
Webサイト:
性別:
女性
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